エジプト
国番号
+20
首都
Cairo
人口
1億900万人
現地語名
مصر
地域
Africa
Northern Africa
タイムゾーン
Eastern European Time
UTC+02:00
このページの内容
エジプトはアフリカ北東部とシナイ半島にまたがる国 — ナイル川を軸に、現存する唯一の古代世界七不思議ギザのピラミッド、スフィンクス、王家の谷、アブシンベル、そして5,000年間途切れなく続く文明を擁します。首都カイロはアフリカ最大の都市にしてアラブ世界の文化的中心。2024年にピラミッドの隣に開館した大エジプト博物館(GEM)— 日本の円借款と技術協力が建設を支え、日本の修復チームが収蔵品の保存に関わってきたことでも知られます — に加え、ルクソールとアスワンの修復事業、紅海・南シナイのリゾートの復調が重なり、2026年はここ一世代で最もエジプト旅行に適した瞬間になっています。ギザのピラミッドとGEM、ルクソールのカルナック神殿と王家の谷、アブシンベルとアスワンの神殿群、ルクソール〜アスワンのナイル川クルーズ、シャルムエルシェイクとハルガダの紅海ダイビング、シナイ内陸部、コプトとイスラームのカイロ、大砂海の縁のシワオアシス、白砂漠の石灰岩奇岩 — 古代史の深さと密度において、エジプトに並ぶ国は現代世界に存在しません。
エジプトのビザ要件
エジプトへはすべての外国人に入国許可が必要です。日本を含む多くの対象国籍(米国、英国、EU加盟国、カナダ、オーストラリア、湾岸諸国など)は、エジプト外務省のサイトから電子ビザをオンライン申請できます。処理は通常7日以内、シングルエントリーの電子ビザは現在30米ドル(2026年4月に25米ドルから値上げ)で、発行から3か月有効・滞在30日。複数回入国するならマルチエントリーの選択肢(現在65米ドル、同じく4月に60米ドルから値上げ)もあります。到着ビザも同じ対象国籍の多くに、カイロ、ハルガダ、シャルムエルシェイク、ルクソールなど主要国際空港で提供されます(現在30米ドル、2026年3月に25米ドルから値上げ)— 入国審査前に米ドル現金での支払いが必要です。カイロ空港では2026年8月から、紙のステッカーに代わりキオスク端末・アプリ・オンラインで事前決済できるデジタル方式への移行が予定されています。一部の国籍は在外エジプト大使館・領事館での事前申請に限られます。パスポートは入国時に残存6か月以上・空白1ページ以上が必須。なお「シナイオンリー」の入域許可(現在シャルムエルシェイク空港で無料発行、15日間)を使えば、フルのビザなしで南シナイのリゾート(シャルム、ダハブ、ヌエバ、聖カタリナ)だけを訪問できますが、カイロやピラミッド、ルクソールなど本土への移動はできません。料金・有効期間・対象国リストはエジプト外務省が随時更新します — 航空券の予約前に最新ルールを確認してください。
主なビザの種類
電子ビザ(シングルエントリー)
対象国(日本、米国、英国、EU、カナダ、オーストラリアなど多数)の国民の観光向け。エジプト外務省のサイトからオンライン申請します。
電子ビザ(マルチエントリー)
有効期間内に複数回エジプトへ入国する旅行者向け — 紅海+カイロ+ヨルダン/イスラエル周遊のような旅程に便利です。
到着ビザ
カイロ、ハルガダ、シャルムエルシェイク、ルクソールなど主要国際空港に到着する対象国籍の観光客向け。
シナイオンリー入域許可
南シナイのリゾート(シャルムエルシェイク、ダハブ、ヌエバ、聖カタリナ)だけを訪れ、エジプト本土に入らない旅行者向け。
重要な渡航情報
エジプトは圧倒の連続です — 5,000年のモニュメンタルな歴史、熱帯のサンゴ礁、サハラの砂漠アドベンチャー、2,200万人の脈打つ巨大都市がひとつに収まる国は、地球上にほかにありません。現存する唯一の古代世界七不思議、ギザのピラミッドの前に立てば、スケール感覚は永久に書き換えられます:230万個の石塊、4,500年の歳月、そしてその足元まで迫るカイロの街並み。隣には2024年開館の大エジプト博物館(GEM)— 10万点超の収蔵品をひとつ屋根の下に集め、1922年にハワード・カーターが王墓を発見して以来初めて、ツタンカーメンの副葬品コレクション全体が一堂に展示されています。ルクソール〜アスワンのナイル川クルーズは旅の古典中の古典:エジプトの生命線を滑るように進み、神殿とナツメヤシの木立が岸辺を流れ、ファラオの帆を膨らませたのと同じ風にフェルーカ(帆かけ舟)が走り、古代テーベに夕日が沈む。ルクソールの王家の谷は岩壁に63のファラオの墓を隠し、その壁画は封印された日のままの色彩です — セティ1世墓(KV17)とラムセス6世墓(KV9)の天体図の天井だけで、飛行機代の元は取れます。最南部のアブシンベル大神殿は、1968年、ナセル湖の水位上昇から救うため神殿ごと移築された20世紀最大級の土木事業の舞台 — 高さ20メートルのラムセス2世座像4体は今も見る者を打ちのめします。そして紅海:シャルムエルシェイク、ハルガダ、マルサアラムは世界最高峰のダイビングを提供します — 非現実的な色彩のサンゴ礁、ダハブのブルーホール、オートバイや鉄道車両を積んだまま沈むSSシスルゴム号。イスラーム地区のカイロはそれ自体がひとつの世界:800を超える登録モスク、1382年から商いを続けるハーン・ハリーリ市場、人類最古級の大学アズハル。白砂漠の奇岩の上に降る満天の星、大砂海の縁のシワオアシス。そして食 — 朝食のフール(そら豆の煮込み)、レンズ豆と米とパスタを重ねる国民食コシャリ、ナイルの焼き魚、バスブーサとクナーファの甘味、街角ごとの濃いトルココーヒーとハイビスカスのカルカデ茶。
エジプトを発見
カイロはアフリカ最大の都市であり、アラブ世界の文化的首都であり、世界で最も地層の厚い都市体験のひとつです — ファラオ時代のギザとサッカラ、4世紀のコプト地区オールドカイロ、800超の登録モスクと1382年創業のハーン・ハリーリ市場を擁するイスラーム地区、1860〜1940年代のコスモポリタン時代に築かれたベルエポックのダウンタウン、そしてザマレクとゲジーラの近代的な中州地区。ギザ台地にはクフ王・カフラー王・メンカウラー王の三大ピラミッドと大スフィンクス。カイロの市街は台地のすぐ際まで迫っているので、3基が一直線に並び背後に街のスカイラインが広がる第3ピラミッド裏のパノラマ展望点が撮影の定番です。隣接する大エジプト博物館(GEM)は20年の建設期間を経て2024年に開館 — 世界最大の考古博物館で、5,000点超のツタンカーメン・コレクション、黄金のマスク、入れ子の棺、戦車が史上初めてまとめて展示されています。建設を支えた日本の円借款と保存修復協力の物語は、日本人訪問者には特別な感慨があるはずです。いまや多くの旅行者が、カイロの渋滞を横断せずに午前をピラミッド、午後をGEMに充て、その後市内へ戻ってイスラーム地区・コプト地区・ナイルを楽しみます。主要どころを堪能するなら最低3泊、サッカラ、ダハシュール、タハリール広場の旧エジプト考古学博物館まで見るなら4〜5泊を。
この目的地の楽しみ方
ギザのピラミッドとスフィンクス、地球最大の古代神殿複合体カルナック、63の王墓が眠る王家の谷、アブシンベルの岩窟大神殿、世界最古のピラミッドであるサッカラの階段ピラミッド、ダハシュールの屈折ピラミッドと赤ピラミッド — 5,000年の文明の中を、歩いて、触れて、旅できます。
ルクソール〜アスワン間をナイルで3〜7日 — エドフ、コムオンボ、フィラエの神殿に寄港し、フェルーカの夕暮れの帆走と時を超えた風景を味わいます。親密な帆船ダハビーヤから5つ星のフローティングホテルまで、エジプトの至宝を体験する最も古典的な方法です。
紅海は世界トップ5に数えられるダイブデスティネーション:ラスモハメッド国立公園、ダハブのブルーホール、SSシスルゴム号の沈船、ジュゴンとイルカが訪れるマルサアラムのサンゴ礁。水温は年間22〜28°C、透明度は30メートル超が日常です。
白砂漠の非現実的な白亜の奇岩、黒砂漠の火山丘、あり得ない星空の下でのサハラ泊、ジープサファリ、大砂海の縁のシワオアシス — 物語の中から抜け出してきたような砂漠体験です。
レンズ豆と米とパスタの国民食コシャリ、朝食のフール・メダンメス、そら豆で作るエジプト式ファラフェルのターメイヤ、ナイルの焼き魚、濃いトルココーヒー、ハイビスカスのカルカデ茶、甘いクナーファ — 滋味深く、スパイスが効いて、驚くほど多彩です。
アフリカ最大のメトロポリスに、世界最大の考古博物館・大エジプト博物館、ハーン・ハリーリ市場、800超の歴史的モスク、オールドカイロのコプト教会、そして水タバコとバックギャモンとアラブ流の会話術で回る路上の文化があります。
Money & Currency
エジプトポンド(EGP)
Currency code: EGP
Practical Money Tips
両替は現地で — エジプトポンドは変動が大きい
エジプトポンド(EGP)はここ数年管理フロート制で、米ドル・ユーロに対するレートが月単位で動きます。日本の空港や銀行では両替できないため、米ドル現金を持参し、到着後に銀行または公式両替所で両替するのが基本です。空港の両替カウンターはレートがやや不利なので、市内の銀行・両替所のほうが有利です。街なかの非公式な両替商は避けてください。両替前に必ずXEやWiseなどでその日のレートを確認し、一度に大金を両替せず数回に分けるのが安全です。破れた紙幣は受け取りを拒否されることがあるので、きれいな米ドル紙幣を用意しましょう。
ATMはカイロ・ルクソール・アスワン・紅海リゾートに豊富
CIB、National Bank of Egypt、Banque Misr、QNBなど大手銀行のATMはVisa・Mastercardに確実に対応し、カイロ、ルクソール、アスワン、ハルガダ、シャルムエルシェイクに多数あります。1回の引き出し上限は5,000〜10,000EGP程度が一般的です。観光地のATMは現金切れになることがあるので、複数のカードや現金の予備を持っておくと安心です。JCBカードはエジプトではほぼ使えないため、主軸にはできません — 国際Visa・Mastercardのカードを最低1枚は用意してください。
現金が主役 — カードは都市部・観光施設のみ
クレジットカードはホテル、高級レストラン、大型店、観光向けの店では使えますが、日常の支払いの主役は依然として現金です。バザール、屋台、タクシー、小さな食堂、バクシーシ(チップ)、地方部は現金のみと考えてください。カード払いには2〜3%の手数料を上乗せする店も多いので、少額のエジプトポンド紙幣を常に携行しましょう。近年はホテル、チェーン店、モール、カイロ空港でVisa・Mastercardのタッチ決済やApple Pay・Google Payが使える場面が急速に増えていますが、旅費全体の3〜5割は現金になると見ておくのが実務的です。
バクシーシ(チップ)は社会の一部 — 日本の感覚とは別物
日本にはないチップ文化ですが、エジプトではバクシーシは単なる謝礼ではなく、物事を円滑に進めるための社会的な潤滑油として深く根づいています。レストランスタッフ(サービス料が入っていなければ10〜15%)、ホテルのポーター(荷物1個あたり20〜50EGP)、ガイド(1日200〜500EGP)、ドライバー(1日100〜200EGP)、トイレの管理人(5〜10EGP)、扉を開けたり見どころを教えてくれるモスクや墓の番人(10〜20EGP)など、あらゆる場面でチップを求められます。最初は絶え間なく感じられますが、経済の仕組みの一部と割り切り、5・10・20EGPの小額紙幣を常にポケットに用意しておきましょう。観光地では少額の米ドル紙幣(1ドル札)も歓迎されます。
Note: Always check current exchange rates before traveling. Currency exchange is available at airports, banks, and authorized money changers.
必要です。最も簡単なのは電子ビザ(エジプト外務省サイトからオンライン申請、現在30米ドル、発行から3か月有効・滞在30日)で、出発の1週間以上前の申請がおすすめです。到着ビザ(現在30米ドル、現金のみ)も主要空港で利用できますが、行列を避けたいなら電子ビザが確実です。南シナイのリゾートだけが目的なら、シャルムエルシェイク空港で無料発行の「シナイオンリー」入域許可(15日間)という選択肢もありますが、カイロやピラミッド、ルクソールへは行けません。
2024年にギザのピラミッド脇に開館した大エジプト博物館は、建設費の大半を日本の円借款(国際協力機構=JICA経由)が支え、日本人保存修復専門家のチームが収蔵品の保存処理に長年関わってきました。ツタンカーメンの副葬品コレクション全体が発見から一世紀近くを経て初めて一堂に展示されており、日本人訪問者にとっては単なる観光地以上の縁がある場所です。
カイロ、ルクソール、アスワン、西方砂漠は10月〜4月が快適です(日中20〜28°C)。5〜9月は35〜45°Cの酷暑になるため、観光は早朝6時開始・正午退避・16時再開のリズムを組んでください。紅海リゾート(シャルムエルシェイク、ハルガダ)は海水温が年間を通じて快適なので通年楽しめますが、11〜2月はヨーロッパからの避寒客で混み合います。
情報はVisajaの在外公館データベース(visaja.com)に基づき、公的な情報源と照合していますが、最終的な判断は常に公館自身にあります。