ニューヨーク, アメリカ

Evergreen city guide with quick facts, travel, business, and culture.

アメリカNew York

概要

ニューヨークは米国最大の都市であり、世界を代表する大都市のひとつです — 5つの区(ボロー)に約830万人が暮らし、800以上の言語が話され、米国の金融・メディア・ファッション・演劇・現代アート・移民の中心地として機能しています。マンハッタンの碁盤の目とスカイライン、自由の女神、セントラルパーク、タイムズスクエア、ブロードウェイ、メトロポリタン美術館が一体となった文化的な渡航先としての知名度は、ロンドン・パリ・東京と並ぶ世界最高水準です。

象徴的なスカイラインとマンハッタンのランドマーク

エンパイア・ステート・ビル、トップ・オブ・ザ・ロック、ハドソン・ヤードの展望台エッジ、ワン・ワールド・オブザーバトリー、タイムズスクエア、ロックフェラーセンター、グランド・セントラル・ターミナル、ニューヨーク公共図書館のライオン像、クライスラー・ビルのアールデコ様式の尖塔 — マンハッタンのスカイラインが持つ世界的アイコンの密度は他に類を見ません。

ミュージアム・マイルと現代アートの拠点

西半球最大の美術館メトロポリタン美術館(メット)、フランク・ロイド・ライト設計のグッゲンハイム美術館、近代アートの決定版といえるMoMA(ピカソ『アヴィニョンの娘たち』、ゴッホ『星月夜』)、ハイライン沿いのホイットニー美術館、フリック・コレクションの「金メッキ時代」の巨匠コレクション、ブルックリン美術館のエジプト・コレクションとフェミニストアート。

ブロードウェイ、リンカーン・センターと舞台芸術

タイムズスクエア周辺の41のブロードウェイ劇場(『ウィキッド』『ハミルトン』『ザ・ブック・オブ・モルモン』ほか常に入れ替わる演目)、リンカーン・センター(メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク・フィルハーモニック、ニューヨーク・シティ・バレエ団、ジャズ・アット・リンカーン・センター)、カーネギーホール、アポロシアターの「アマチュア・ナイト」、マディソン・スクエア・ガーデンでのコンサート。

自由の女神、エリス島、9/11メモリアル

1886年建造の自由の女神像と1892〜1954年の移民審査施設エリス島(バッテリーパークからステイチュー・クルーズのフェリーでアクセス)、無料のスタテンアイランド・フェリーからの自由の女神の遠望、西半球最高層ビルの最上階にあるワン・ワールド・オブザーバトリーを含む9/11メモリアル&ミュージアム。

セントラルパークと周辺区の街歩き

オルムステッドとヴォーが設計した3.41平方kmのセントラルパーク、ブルックリンの褐色砂岩街パークスロープとヒップなウィリアムズバーグ、コニーアイランドのボードウォークとサイクロン、クイーンズのフラッシング・チャイナタウンとアストリアのギリシャ系コミュニティ、ブロンクス動物園とヤンキー・スタジアム、無料で25分間の港湾クルーズが楽しめるスタテンアイランド・フェリー。

多国籍グルメと移民コミュニティの食文化

マンハッタンの定番ピザ・ベーグル・デリから、ロウアー・イーストサイドのユダヤ系食料品店(ラス&ドーターズ、キャッツ・デリカテッセンのパストラミサンド)、フラッシングの四川料理・韓国料理、ジャクソンハイツの南アジア・中南米系グルメ街、アーサー・アベニューのイタリア系食材店、ウィリアムズバーグのスモーガスバーグまで、5区にまたがる80以上の食文化が息づく世界屈指のグルメシティです。

歴史

ニューヨークは1624年、マンハッタン南端にオランダの交易拠点「ニューアムステルダム」として建設されました。1664年に英国が占領し、ヨーク公にちなんで「ニューヨーク」と改称されました。1785〜1790年には米国最初の首都として機能し、ウォール街の連邦議事堂(フェデラル・ホール)では1789年にジョージ・ワシントンが大統領就任式を行いました。19世紀には急速な発展を遂げます — 1825年開通のエリー運河がニューヨーク港と五大湖を結び、米国有数の港湾都市の地位を確立、キャッスル・ガーデンとその後のエリス島は数百万人の欧州移民を受け入れ、1811年のコミッショナーズ・プランは14丁目以北にマンハッタンの碁盤目状街路を敷き、1857〜1873年にセントラルパークが開園、1883年にブルックリン橋が完成、1898年1月1日に5区統合が発効し現在の市域が誕生しました。20世紀には超高層ビル(1902年フラットアイアン・ビル、1913年ウールワース・ビル、1930〜1931年クライスラー・ビルとエンパイア・ステート・ビル)、地下鉄(1904年開業)、ハーレム・ルネサンス、世界恐慌、そして1969年にクリストファー・ストリートで起きたストーンウォールの反乱(現代のLGBTQ+権利運動の出発点)を経験しました。2001年の同時多発テロで崩壊した旧ワールドトレードセンターの跡地には2014年、再建されたワン・ワールド・トレード・センターが完成しました。パンデミック後の回復はミッドタウンのオフィス需要の構造変化と周辺区の成長を加速させましたが、ニューヨークは今も米国の金融・メディア・ファッション・演劇・移民の中心地であり続けています。

文化

ニューヨークの代表的な食文化には、薄い生地のニューヨークスタイルピザ(ロンバルディーズ、ジョーズ、ディ・ファーラなど)、ロウアー・イーストサイドのラス&ドーターズやエサ・ベーグルで味わえるベーグル・サーモン・クリームチーズ、1888年創業のキャッツ・デリカテッセンのパストラミサンド、ジュニアーズのニューヨークスタイルチーズケーキ、1切れ1ドル前後の「ダラー・スライス」ピザ、53丁目・6番街のハラルガイズに代表される1〜3ドルのハラルカート(チキン&ライス)などがあります。移民コミュニティの食文化も奥深く、フラッシング・チャイナタウンは四川・広東・韓国・台湾料理、ジャクソンハイツは南アジア・中南米料理、ブロンクスのアーサー・アベニューはイタリア系食材、ブライトンビーチはロシア・ウクライナ料理が集まります。ウィリアムズバーグ(土曜)とプロスペクトパーク(日曜)の屋外フードマーケット「スモーガスバーグ」は個性豊かな出店者が並び、イータリー・フラットアイアンやチェルシーマーケットは高級フードホール、ユニオンスクエアのグリーンマーケット(水・金・土曜開催、市内最大規模)は地産食材の拠点です。 祭り・イベント: トライベッカ映画祭(6月), 全米オープンテニス(8月下旬〜9月上旬), ニューヨークシティマラソン(11月第1日曜), メイシーズ感謝祭パレード(11月第4木曜), タイムズスクエア・ニューイヤーズイブ・ボールドロップ(12月31日), レストランウィーク(冬・夏), マンハッタン・フラッシングチャイナタウンの旧正月(1〜2月), コニーアイランドのマーメイド・パレード(6月). 博物館: メトロポリタン美術館(メット), ニューヨーク近代美術館(MoMA), アメリカ自然史博物館, ソロモン・R・グッゲンハイム美術館, ホイットニー美術館, フリック・コレクション, ブルックリン美術館, 9/11メモリアル&ミュージアム, テネメント博物館.

実用情報

治安: 観光地域(タイムズスクエア、セントラルパーク、ミュージアム・マイル、金融街、ブルックリン・ハイツ/DUMBO、ハイライン)では概ね安全です。地下鉄は巡回・利用者ともに多く、深夜の乗車や利用の少ない駅では基本的な注意が必要です。観光客が集まるエリアではスリや盗難などの財産犯罪に注意してください。周辺区は地域によって治安が異なるため、深夜の移動前にエリアを確認することをおすすめします。緊急通報は911。地下鉄内の緊急時は911へのテキストメッセージまたは車内の緊急連絡装置を利用してください。 言語: 英語が公用語です。スペイン語が第2言語として広く話されており(エルサルバドル系、ドミニカ系、プエルトリコ系、メキシコ系、コロンビア系コミュニティなど)、マンハッタンとフラッシングのチャイナタウンでは北京語・広東語、ブライトンビーチではロシア語、ジャクソンハイツではベンガル語・ヒンディー語・パンジャブ語、マンハッタンのKタウン(32丁目)とフラッシングでは韓国語、ベイリッジ(ブルックリン)とアストリアではアラビア語が使われています。市内では800を超える言語が家庭内で話されており、都市としては世界最多です。 通貨: 米ドル。カード決済・コンタクトレス決済(Apple Pay、Google Pay、主要クレジット・デビットカード)がほぼどこでも使えます。ニューヨーク市の売上税8.875%はレジで加算され、表示価格には含まれません。チップは着席レストランで18〜22%、タクシーで15〜20%、バーでのドリンク1杯につき1〜2ドル(またはタブに対して15〜20%)、ホテルのベルボーイに1個1〜2ドル、ホテルの清掃スタッフに1泊2〜5ドルが目安です。ATMはいたるところにあり、ボデガ(小規模雑貨店)併設のATMは3〜5ドルの手数料がかかることが多い一方、銀行支店のATMはカード保有者であれば無料の場合が多いです。
旅行概要

ニューヨークは、マンハッタン・ブルックリン・クイーンズ・ブロンクス・スタテンアイランドの5つの区が1898年にひとつの市として統合されてできた都市で、市域人口は約830万人、ニューヨーク・ニュージャージー・コネチカットにまたがるトライステート大都市圏の人口は約1,950万人に及びます。中心となるマンハッタン島(面積59平方km)は、1811年の「コミッショナーズ・プラン」によって14丁目以北に有名な碁盤目状のアベニュー・ストリート網が敷かれた一方、ハウストン・ストリート以南のソーホー、金融街、ロウアー・イーストサイド、グリニッジ・ヴィレッジには、オランダ・英国植民地時代からの古い街路網が今も残ります。象徴的なスカイラインは、ミッドタウンの超高層ビル群(エンパイア・ステート・ビル381m、ワン・ヴァンダービルト427m、セントラル・パーク・タワー472m、1930年建造のアールデコ様式のクライスラー・ビルのステンレス製尖塔)から、ロウアー・マンハッタンの金融街の高層ビル群(西半球で最も高いワン・ワールド・トレード・センター541m)まで続きます。ブロードウェイと7番街が交差する42丁目〜47丁目のタイムズスクエアは年間約5,000万人が訪れる市内随一の観光スポットで、周辺の41のブロードウェイ劇場は世界で最も権威ある商業演劇の拠点としてトニー賞の舞台にもなっています。1857年にフレデリック・ロー・オルムステッドとカルバート・ヴォーが設計した米国初の本格的な都市公園、セントラルパークは59丁目から110丁目まで南北4kmにわたり、年間4,200万人が訪れます。5番街の82丁目〜105丁目に集まる「ミュージアム・マイル」には10の主要美術館・博物館が並びます — メトロポリタン美術館(通称「メット」、17エーカーの展示スペースに5,000年の美術史を収める西半球最大の美術館)、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館(フランク・ロイド・ライト設計の1959年建造のらせん建築)、クーパー・ヒューイット・スミソニアン・デザイン・ミュージアム、ユダヤ博物館、ニューヨーク市立博物館、エル・ムセオ・デル・バリオなど。マンハッタン各所には、ピカソ『アヴィニョンの娘たち』やゴッホ『星月夜』を収蔵する西53丁目のMoMA、ハイラインの南端に立つホイットニー美術館、セントラルパーク・ウエスト沿いの自然史博物館、ヘンリー・クレイ・フリックの豪邸を利用したフリック・コレクション、ロウアー・イーストサイドのテネメント博物館などが点在します。自由の女神像(1886年、米国独立を記念してフランスから贈られた)とエリス島(1892〜1954年に1,200万人の移民を受け入れた審査施設、現在は国立移民博物館)は、バッテリーパークからのステイチュー・クルーズのフェリーでアクセスでき、無料のスタテンアイランド・フェリー(ホワイトホール・ターミナル発)からも間近に自由の女神を眺められる、市内屈指のコストパフォーマンスの高い観光体験です。ワールドトレードセンター跡地の9/11メモリアル&ミュージアムは、崩壊したツインタワーの基礎跡に設けられた2つの反射プールを中心とする6.5ヘクタールの広場で、2001年9月11日の犠牲者2,977人(および1993年のトラック爆破テロの犠牲者)の名前が青銅の欄干に刻まれています。マンハッタンを離れると、市内最大の人口(270万人)を誇るブルックリンには、ブルックリン橋のウォーターフロントとDUMBOのギャラリー街、褐色砂岩の街並みが美しいパークスロープ、屋外フードマーケット「スモーガスバーグ」で知られるヒップなウィリアムズバーグ、コニーアイランドの木造ジェットコースター「サイクロン」とボードウォーク、セントラルパークと対をなすプロスペクトパーク、ブルックリン美術館・植物園が広がります。クイーンズ(米国で最も民族的多様性の高い郡)には、ロングアイランドシティのペプシコーラの看板とMoMA PS1、アストリアのギリシャ・エジプト系コミュニティ、世界最大級のチャイナタウンを擁するフラッシング、メッツの本拠地シティ・フィールド、2度の万博会場となったフラッシング・メドウズ・コロナ・パーク、全米オープンテニスの舞台USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターがあります。ブロンクスにはヤンキー・スタジアム、米国最大級の都市型動物園ブロンクス動物園、ニューヨーク植物園があります。ホワイトホールから無料フェリーでアクセスできるスタテンアイランドは住宅地の色合いが強いですが、スナッグ・ハーバー文化センターと自然保護区グリーンベルトがあります。空の玄関口は3つの主要空港(いずれもニューヨーク・ニュージャージー港湾局が運営) — 国際線ハブのジョン・F・ケネディ国際空港(JFK、クイーンズ南東部、エアトレインでジャマイカ駅またはハワードビーチ駅に接続し地下鉄・LIRRに乗り換え)、2022年に改修された国内線中心のラガーディア空港(LGA、クイーンズ、Q70バスで地下鉄に接続)、ニュージャージー州のニューアーク・リバティー国際空港(EWR、エアトレインでPATHとNJトランジットに接続)。ニューヨーク大都市交通局(MTA)は地下鉄(472駅・36路線・24時間運行、駅数で世界最大級)、バス、ロングアイランド鉄道(LIRR)、メトロノースを運営し、2022年以降はコンタクトレス決済「OMNY」(コンタクトレス対応カードやApple Pay・Google Payをタッチ)がメトロカードに代わって普及しています。マディソン・スクエア・ガーデンの地下にあるペン・ステーションはアムトラック北東回廊線(ワシントンDCまで2時間50分、ボストンまで3時間30分)とNJトランジット・LIRRの発着駅、42丁目とパーク・アベニューのグランド・セントラル・ターミナルはメトロノース(ウェストチェスター、コネチカット、ブロンクス方面)の終着駅です。

ニューヨークを発見

14丁目から59丁目までのミッドタウン・マンハッタンは、超高層ビル群と最も人気の高い公共空間が集まる商業・景観の中心地です。エンパイア・ステート・ビル(381m、1931年にわずか1年強で完成、1931〜1970年と2001〜2012年の2度にわたりニューヨーク一の高さを誇った)には86階の屋外展望デッキと102階の屋内展望デッキがあり、公式サイト(empirestatebuilding.com)での事前予約が行列回避に強く推奨されます。ロックフェラーセンターの「トップ・オブ・ザ・ロック」(260m、3層の屋外展望フロア)からはエンパイア・ステート・ビルそのものを前景に望め、ハドソン・ヤードにあるガラス張りの展望台「エッジ」も人気です。ブロードウェイと7番街が交差する42丁目〜47丁目のタイムズスクエアは、商業ネオンサインの世界的アイコンで年間約5,000万人が訪れ、周辺のシアター・ディストリクトには米国の商業演劇を代表する41のブロードウェイ劇場が集まります。グランド・セントラル・ターミナルの中央コンコース(天井の天体画とボザール様式の大理石階段)はチケット不要で誰でも見学できます。5番街のニューヨーク公共図書館本館(ライオン像「ペイシェンス」と「フォーティテュード」、ローズ・リーディング・ルーム、グーテンベルク聖書級の企画展)は、季節限定のアイススケートリンクと屋外読書スペースがあるブライアントパークから1ブロックです。1930年建造、ステンレス製アールデコ様式の尖塔が特徴のクライスラー・ビルは多くの建築評論家から「ニューヨークで最も美しい摩天楼」と評されますが、一般公開されているのはロビーのみです。12月上旬のロックフェラーセンターのクリスマスツリー点灯式と向かいのサックス・フィフス・アベニューのライトショーは、シーズン最大の人出を集めます。

よくある質問

このページに掲載した公式の観光・交通情報を利用し、訪問前に営業時間、入場券、運行変更を確認してください。

混雑期は事前予約をおすすめします。人気の美術館、展望台、ツアー、イベントは時間指定制や売り切れになる場合があります。

公共交通機関と中心部の徒歩移動を組み合わせるのが便利です。当日は公式経路検索で工事や時刻表の変更を確認してください。

Diplomatic missions in ニューヨーク

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