北マリアナ諸島
国番号
+1
首都
Saipan
人口
5.7万人
現地語名
Northern Mariana Islands
地域
Oceania
Micronesia
タイムゾーン
Chamorro Standard Time
UTC+10:00
このページの内容
北マリアナ諸島(CNMI)は、サイパン・テニアン・ロタの3島を中心とする米国自治連邦区で、西太平洋のグアムのすぐ北に位置します。日本人にとってこの島々は単なるリゾート地ではなく、太平洋戦争の記憶が深く刻まれた土地です。1944年のサイパンの戦いでは日本軍守備隊と多数の民間人が犠牲となり、バンザイクリフ・スーサイドクリフ(万歳岬・自殺岬)は今も慰霊訪問の対象となっています。テニアン島の北飛行場は、広島・長崎への原爆投下機が飛び立った滑走路跡が保存されている場所です。一方で島々はサイパンのガラパン地区を中心とした穏やかなビーチリゾートでもあり、マナガハ島でのシュノーケリングや「ザ・グロット」での洞窟ダイビング、先住民チャモロ・カロリニアン文化の体験も楽しめます。かつては日本から直行便が就航し新婚旅行先として人気を集めましたが、直行便の状況は年によって変動しているため、渡航前に最新の運航状況を確認することをおすすめします。米国準州のため通貨は米ドル、公用語は英語(チャモロ語・カロリニアン語も公用語)で、米国と同水準のインフラが整っています。
北マリアナ諸島のビザ・入国制度
北マリアナ諸島は米国自治連邦区のため、基本的にグアムと同じ米国の出入国制度に準じます。日本国籍者にとって重要なのは、通常の米国ESTA(電子渡航認証システム)がそのまま有効という点です — 米本土やグアムへの渡航と同じESTAで、北マリアナ諸島への入国・最長90日間の滞在ができます。別に「グアム・北マリアナ諸島ビザ免除プログラム(Guam-CNMI Visa Waiver Program、要Form I-736)」という制度もありますが、これは中国・ロシア・台湾など通常のESTA対象外の40以上の国籍者向けの制度で、グアム・北マリアナ諸島限定・最長45日間・米本土への継続渡航不可という条件付きです。日本はすでに通常のESTA対象国のため、北マリアナ諸島への旅行では基本的にこの45日制限プログラムではなく通常のESTAを使うことになります。必要書類はESTA承認、滞在予定日数を超えて有効なパスポート、復路または次の目的地への航空券です。玄関口はサイパン国際空港(SPN)で、テニアン・ロタへは国内線扱いの小型機やフェリーで移動します。
主なビザの種類
米国ESTA(通常の電子渡航認証)
日本国籍者を含むESTA対象国の観光客向けの標準的な入国方法。米本土やグアムへの渡航と同じESTAが北マリアナ諸島でもそのまま有効です。渡航前にオンラインで申請し、承認後は最長90日間の滞在が可能です。復路または次の目的地への航空券、十分な残存有効期間のあるパスポートが必要です。
グアム・北マリアナ諸島ビザ免除プログラム
通常のESTA対象外の40以上の国籍(中国、ロシア、台湾を含む)向けの限定的なビザ免除制度(Form I-736が必要)。グアム・北マリアナ諸島限定の滞在で、米本土への継続渡航はできません。日本国籍者はすでにESTA対象国のため、通常はこのプログラムではなく通常のESTAを利用します。
その他の米国ビザ
就労・留学・長期滞在などESTAの範囲を超える目的の場合は、米本土と同じ通常の米国ビザが必要です。
北マリアナ諸島渡航の重要情報
旅行ガイド
サイパン島の中心地ガラパンは、白砂のマイクロビーチ沿いにホテルとレストランが並ぶコンパクトなリゾートタウンです。北部のバンザイクリフとスーサイドクリフは、1944年のサイパンの戦いで多くの日本人守備隊と民間人が命を落とした場所で、現在は複数の慰霊碑が建てられ、日本からの慰霊団も訪れます。近くのラストコマンドポスト(日本軍最後の司令部壕跡)、米国が管理するアメリカン・メモリアルパークも戦争の記憶を伝える史跡です。マナガハ島はサイパン沖に浮かぶ無人島で、透明度の高い遠浅の海でのシュノーケリングや水上アクティビティが楽しめる日帰りスポットとして人気です。「ザ・グロット」はサイパン屈指のダイビングスポットで、断崖の割れ目から差し込む光が幻想的な洞窟ダイビングを楽しめます。テニアン島は小型機かフェリーで渡る静かな島で、北飛行場(ノースフィールド)には、1945年8月に広島・長崎への原爆を搭載したB-29爆撃機が飛び立った滑走路と、爆弾を機体に積み込んだ「ボムピット」の跡が保存されており、戦争の歴史を伝える重要な史跡として公開されています。ロタ島はさらに開発が進んでおらず、手つかずの自然とチャモロの伝統的な暮らしが色濃く残ります。島々では先住民チャモロ・カロリニアン文化も息づいており、伝統的な挨拶「ハファ・アダイ」や地元の祭りを通じて文化に触れることができます。
この目的地の楽しみ方
バンザイクリフ・スーサイドクリフ、ラストコマンドポスト、アメリカン・メモリアルパークなど、1944年のサイパンの戦いの記憶を伝える史跡が北部に集中しています。日本からの慰霊訪問の目的地としても知られ、現地では静かに見学・参拝することが望まれます。
断崖の割れ目から光が差し込む洞窟ダイブスポット「ザ・グロット」や、マナガハ島沖の色鮮やかなサンゴ礁など、透明度の高い海でのマリンアクティビティが充実しています。初心者向けのシュノーケリングツアーも豊富です。
サイパン沖に浮かぶ無人島マナガハ島は、遠浅で透明度の高い海と白砂のビーチが魅力の日帰りスポットです。シュノーケリング、バナナボート、パラセーリングなどの水上アクティビティが楽しめます。
テニアン島の北飛行場は、1945年8月に広島・長崎への原爆を搭載したB-29爆撃機が発進した滑走路跡で、爆弾の積み込み場所「ボムピット」の跡も保存・公開されています。太平洋戦争の終盤を伝える重要な史跡です。
先住民チャモロ・カロリニアンの伝統文化を地元の祭りや工芸品を通じて体験できるほか、開発の進んでいないロタ島では手つかずの自然とのどかな島の暮らしに触れられます。
Money & Currency
米ドル(USD)
Currency code: USD
Practical Money Tips
通貨は米ドル(USD)— 両替はサイパンのガラパン地区が中心
北マリアナ諸島(CNMI)は米国自治連邦区で、通貨は米ドル(USD)です。サイパンのガラパン地区にあるバンク・オブ・グアムやバンク・オブ・サイパンでは日本円を含む主要通貨の両替に対応しています。テニアン島にはバンク・オブ・グアムの支店がありますが、ロタ島は銀行設備が非常に限られています。テニアン・ロタを訪れる際は、サイパンで十分な米ドル現金を用意してから移動してください。
ATMはサイパンに集中 — バンク・オブ・グアム、バンク・オブ・サイパン
ATMはサイパン島のガラパン地区とサイパン国際空港周辺に多く、バンク・オブ・グアム、バンク・オブ・サイパンがVisa・Mastercardに対応しています。テニアン島にはバンク・オブ・グアムの支店・ATMがありますが、ロタ島のATM設備は非常に限られています。離島を訪れる予定がある場合は、サイパンで事前に現金を引き出しておいてください。
サイパンのホテル・レストランではカード対応良好
サイパンのホテル、リゾート、レストラン、大型店舗ではVisa・Mastercard・Amexが広く使え、米国の決済インフラを使用しているためApple Pay・Google Payも利用できます。地元の小さな飲食店や市場、テニアン・ロタでのサービスでは現金が中心となる場面が多いため、ある程度の米ドル現金も携行してください。
グアムより手頃な物価 — チップは米国式(15〜20%)
北マリアナ諸島はグアムと比べて物価がやや手頃です。サイパンの中級ホテルは1泊100〜220米ドル、ビーチフロントのリゾートは180〜350米ドル。地元レストランでの食事は12〜25米ドル、ダイビングツアーは1人80〜130米ドル、レンタカーは1日50〜80米ドルが目安です。米国自治連邦区のためチップの習慣はアメリカ本土と同じです — レストランでは15〜20%、ホテルのポーターには荷物1個につき1〜2米ドルが目安です。
Note: Always check current exchange rates before traveling. Currency exchange is available at airports, banks, and authorized money changers.
はい。通常の米国ESTA(電子渡航認証)で入国でき、最長90日間滞在できます。米本土やグアムと同じESTAがそのまま有効です。中国・ロシア・台湾など向けの「グアム・北マリアナ諸島ビザ免除プログラム(45日限定)」は日本国籍者には基本的に不要です。
直行便の運航状況は年によって変動しており、常に就航しているとは限りません。渡航計画時には航空会社の最新スケジュールを必ず確認してください。グアム経由で乗り継ぐルートも選択肢のひとつです。
1944年のサイパンの戦いで、追い詰められた日本軍守備隊と多数の民間人が命を落とした断崖です。現在は複数の慰霊碑が建てられ、日本からの慰霊訪問の目的地にもなっています。見学の際は静粛な行動が望まれます。
Visajaはこのページの連絡先とビザ情報を継続的に見直していますが、要件は予告なく変わることがあります。重要な点は出発前に公館または公式窓口で確認してください。