グアム
国番号
+1
首都
Hagatna
人口
17.2万人
現地語名
Guam
地域
Oceania
Micronesia
タイムゾーン
Chamorro Standard Time
UTC+10:00
このページの内容
グアムは西太平洋に浮かぶ「アジアの中のアメリカ」— 古くからのチャモロ文化とアメリカ式の利便性が同居する、常夏の米国準州です。透明度の高いビーチと世界クラスのダイビングに、免税ショッピングと見慣れたアメリカンチェーンの店が加わり、第二次世界大戦の歴史が4,000年続く先住民文化の上に重なる独特の文化的融合が魅力です。面積544平方kmとシカゴ市とほぼ同規模のこの小さな島は、日本から成田・羽田・関西を含む複数の空港から直行便で約3〜4時間という近さが最大の魅力で、東京からロサンゼルスへ行くよりもはるかに短い時間で、パスポートさえあればビザなしで太平洋のリゾートに到着できます。島は南北48km・東西6〜19kmと小さく、北部は劇的な石灰岩の断崖、南部は山がちな火山性の高地と対照的な地形を持ち、いずれもターコイズブルーの海とサンゴ礁に囲まれています。小さな首都ハガニア(旧名アガニア)にはスペイン統治時代の建築とチャモロの史跡が残り、隣接するトゥモン湾は高層ホテルが立ち並ぶリゾート地区へと発展し、「太平洋のワイキキ」とも呼ばれます。人口約17万2,000人には先住民チャモロ系(37%)、フィリピン系(26%)、その他太平洋諸島系・アジア系・米本土出身者、さらに巨大な海軍・空軍基地に駐留する軍人が含まれ、基地は島の29%を占めます。旅行者にとってグアムは、英語が通じ米ドルが使え米国と同水準のインフラが整い、日本国籍者であればパスポートのみでビザなし入国できる、アメリカ的な親しみやすさと太平洋の島ならではの異国情緒が同居する渡航先です。
グアムのビザ・入国制度
グアムは米国準州のため、米国の出入国制度に準じますが、いくつか独自の制度もあります。日本国籍者にとって重要なのは、通常の米国ESTA(電子渡航認証システム)がグアムでもそのまま有効という点です — 米本土やハワイへの渡航と同じESTAで、グアムへの入国・最長90日間の滞在ができます(グアムはパスポートコントロール上「国内線扱い」に近い一方、外国籍者は通常のESTA/入国審査が必要です)。別に「グアム・北マリアナ諸島ビザ免除プログラム(Guam-CNMI Visa Waiver Program)」という制度もありますが、これは中国、ロシア、台湾など通常のESTAの対象外の40以上の国籍者に向けた制度で、グアム・北マリアナ諸島限定で最長45日間、米本土への継続渡航はできないという条件付きの入国方法です。日本はすでに通常のESTA対象国のため、グアムへの旅行では基本的にこの45日制限プログラムではなく、通常のESTAを使うことになります。必要書類はESTA承認、入国時点で滞在予定日数を超えて60日以上の残存有効期間があるパスポート、復路または次の目的地への航空券です。到着はトゥモン近郊のアントニオ・B・ウォンパット国際空港で、日本各地から直行便が就航しています。税関・検疫は厳格で、生鮮の果物・野菜・肉類・植物の持ち込みは禁止されています。
主なビザの種類
米国ESTA(通常の電子渡航認証)
日本国籍者を含むESTA対象国の観光客向けの標準的な入国方法。米本土やハワイへの渡航と同じESTAがグアムでもそのまま有効です。渡航前にオンラインで申請し、承認後は最長90日間の滞在が可能です。復路または次の目的地への航空券、十分な残存有効期間のあるパスポートが必要です。
グアム・北マリアナ諸島ビザ免除プログラム
通常のESTA対象外の40以上の国籍(中国、ロシア、台湾を含む)向けの限定的なビザ免除制度。グアム・北マリアナ諸島限定の滞在で、米本土への継続渡航はできません。日本国籍者はすでにESTA対象国のため、通常はこのプログラムではなく通常のESTAを利用します。
その他の米国ビザ
就労・留学・長期滞在などESTAの範囲を超える目的の場合は、米本土と同じ通常の米国ビザが必要です。
グアム渡航の重要情報
グアムはレンタカーで気軽に回れるコンパクトな島に、南国リゾートの魅力が凝縮されています。観光の中心地トゥモン湾は北西海岸沿いに広がり、三日月形の白砂ビーチを高層ホテル(デュシタニ、ヒルトン、ハイアット、アウトリガー、ウェスティンなど)が取り囲み、大型ショッピングセンター(ザ・プラザ、トゥモンサンズプラザ、JPスーパーストア)にはアメリカブランドや高級ブランドを求めるアジアの買い物客が集まります。レストランはアメリカ系チェーンから本格的な日本料理・韓国料理・チャモロ料理まで幅広く、マジックロックス・シアターのディナーショーなど夜のエンターテインメントも充実しています。ビーチは波の穏やかな遠浅の海で泳ぎやすく、パラセーリングやジェットスキー、バナナボートといったマリンアクティビティのレンタルも豊富、夕陽の美しさでも知られます。トゥモンの北にあるツーラバーズポイントは断崖絶壁の絶景スポットで、身分違いの悲恋の末に崖から身を投げたチャモロの恋人たちの伝説が残ります。グアム南部は北部とは異なる表情を見せ、険しい山々と密林、劇的な海岸線、歴史的な史跡が広がります。太平洋戦争国立歴史公園は第二次世界大戦の戦跡を保存しており、アサン・ビーチ地区は1944年の米軍上陸地点として知られ、山頂の展望地からは上陸海岸を一望できます。北端のリティディアン岬は手つかずのビーチと野生生物保護区、古代のラッテストーン(伝統的なチャモロの石柱遺構)が残ります。海中の見どころとしては、深淵へ落ち込む洞窟ダイブのブルーホール、第一次世界大戦のドイツ艦船SMSコルモランと第二次世界大戦の日本の東海丸が並んで沈むアプラ港のレックダイブ、豊富なサンゴ礁ポイントがあります。文化体験としては、地元の伝統料理と工芸品を扱う水曜夜のチャモロビレッジ・ナイトマーケット、伝統技術を紹介するリナラ・チャモロ文化公園、マゼランが1521年に上陸した地として知られるスペイン統治時代のウマタック村があります。グアムはアメリカのインフラと英語、見慣れたサービスに支えられた太平洋の楽園を、アメリカ・アジア・太平洋諸島の文化が交差する独自の立ち位置で提供してくれます。
グアムを発見
トゥモン湾は約2kmにわたる三日月形の白砂ビーチを高層ホテルが取り囲む、グアム観光の中心地です。波は穏やかでターコイズブルーの遠浅の海は泳ぎやすく、シュノーケリング・ジェットスキー・パラセーリング・バナナボートといったレンタル設備も充実しています。ビーチと並行して走るパレ・サン・ビトーレス通り沿いにはホテル・ショッピングセンター・レストラン・エンターテインメント施設が並び、ザ・プラザやDFSギャラリアには免税ブランド品や電化製品を求める日本人・韓国人・中国人の買い物客が集まります。マジックロックス・シアターのディナーショーや大型ナイトクラブなど夜のエンターテインメントも豊富です。朝はツアーバスが到着する前の時間帯が比較的空いており、夕方には比較的なだらかなフィリピン海への夕陽が名物です。
この目的地の楽しみ方
トゥモン湾のホテルでくつろぐ定番の過ごし方 — 白砂のビーチ、暖かい太平洋の海、マリンスポーツ、ビーチフロントのレストラン、夕陽の絶景、アメリカ的な利便性が揃った南国リゾートの雰囲気を満喫できます。
洞窟ダイブのブルーホール、第二次世界大戦の沈没船(SMSコルモラン、東海丸)、色鮮やかなサンゴ礁、ウミガメ、サメなど、初心者から上級者まで楽しめる暖かく透明度の高い海が魅力です。
DFSギャラリアをはじめとするトゥモンの免税店では、高級ブランド、化粧品、電化製品が日本国内より手頃な価格で手に入ることがあり、買い物目当てで訪れる旅行者も少なくありません。ザ・プラザやミクロネシアモールなど大型ショッピングセンターも充実しています。
太平洋戦争国立歴史公園のアサン・ビーチ地区とアガット地区、日本軍の沿岸防衛砲台が残るガアンポイント、アプラ港の沈没船ダイブなど、1941〜1944年の日本占領期と1944年の米軍奪還戦の歴史を伝える史跡が島内各所に残っています。毎年7月21日の「解放記念日」には島を挙げた式典が行われます。
約4,000年前からグアムに定住した先住民チャモロの文化を、水曜夜のチャモロビレッジ・ナイトマーケット、ラッテストーン公園の巨石遺構、リナラ・チャモロ文化公園の伝統技術デモンストレーションを通じて体験できます。「ハファ・アダイ(こんにちは)」などのチャモロ語の挨拶も旅の楽しみのひとつです。
北端のリティディアン岬(1日の入場者数を制限した野生生物保護区、事前のオンライン予約制)、南部の滝巡り(シグア滝、タロフォフォ滝)、セッティ湾やセッラ湾の絶景ドライブ、標高こそ低いもののマリアナ海溝の海底から測ると「世界一高い山」とされるラムラム山のハイキングなど、コンパクトな島に多彩な自然体験が詰まっています。
Money & Currency
米ドル(USD)
Currency code: USD
Practical Money Tips
通貨は米ドル — 日本円の両替もトゥモンで対応可能
グアムは米国準州で、通貨は米ドルのみです。日本からの旅行者が非常に多いため、トゥモン地区のDFSギャラリア(免税店複合施設)や主要ホテルのフロントでは日本円の両替に対応している場合が多く、両替自体に苦労することは少ないです。ただしレートはホテルより両替専門のカウンターのほうが有利な傾向にあります。日本出発前にある程度の米ドル現金を用意しておくと、到着直後の移動やチップにも安心です。非公式な両替市場は存在しません。
ATMはトゥモン・ハガニアに豊富、南部の村や郊外は少なめ
Bank of Guam、First Hawaiian Bank、Bank of Hawaii、CitibankのATMがトゥモン(観光の中心地)、ハガニア(首都)、ITCビルディング周辺に多数あります。ミクロネシアモールやグアムプレミアムアウトレットにもATMがあります。国際Visa・MastercardはすべてのメジャーなATMで問題なく引き出せます。トゥモン地区を離れると(イナラハン、ウマタックなどの南部の村や郊外)ATMの数は少なくなるので、トゥモン以外のビーチ(ガンビーチ、リティディアン岬、タロフォフォ滝)への日帰り旅行の際は、あらかじめ十分な現金を用意しておきましょう。
カード決済はアメリカ本土と同水準 — Apple Pay・Google Payも広く対応
グアムの決済インフラはアメリカ本土とほぼ同じです。Apple Pay・Google Payはホテル、レストラン、DFSギャラリア、ABCストア、Ross、Kmart、スーパーマーケット(Pay-Less、Cost-U-Less)、観光アクティビティ業者など、トゥモン地区のほぼすべてで使えます。Visa・Mastercardはどこでも通用します。地方の村や小さな地元レストラン(フィエスタの屋台やトゥバ〈ヤシ酒〉の売店など)では現金が好まれることがあります。トゥモン・ベイはミクロネシア地域で最も観光開発が進んだエリアのひとつで、カードやスマホ決済がシームレスに使えると考えて問題ありません。
物価はハワイよりやや控えめ、米本土よりは高め
グアムの物価は米国準州の経済水準を反映しており、ハワイと比べると全体的に控えめですが、米本土よりは高めです。ファストフードのセットメニューは8〜14米ドル、トゥモンの中級レストランは1人20〜40米ドル、トゥモンの中級リゾートホテルは1泊120〜250米ドル、レンタカーは1日40〜80米ドル、パラセーリングは65〜80米ドル、シュノーケリング・スキューバのパッケージ(アプラ港の沈没船ツアーなど)は80〜120米ドルが目安です。主な財布の見せどころはDFSギャラリアの免税ショッピングで、高級ブランド品・化粧品・酒類が日本国内より割安になることがあり、これが日本人・韓国人旅行者の大きな来訪動機のひとつになっています。
Note: Always check current exchange rates before traveling. Currency exchange is available at airports, banks, and authorized money changers.
通常の米国ESTA(電子渡航認証システム)があれば、事前のビザ取得は不要です。米本土やハワイへの渡航で使うのと同じESTAがグアムでもそのまま有効で、最長90日間の滞在ができます。グアム・北マリアナ諸島限定の45日ビザ免除プログラムは、中国・ロシア・台湾などESTA対象外の国籍者向けの別制度なので、日本国籍者が使う必要はありません。パスポートは滞在予定期間を超えて60日以上の残存有効期間が推奨されます。
成田、羽田、関西など複数の空港から直行便があり、飛行時間は約3〜4時間です。国内旅行に近い感覚で行ける海外リゾートとして、日本人旅行者に長年人気があります。時差もUTC+10(日本より1時間進んでいるだけ)で、時差ボケがほとんどありません。
グアムは1941年12月8日(真珠湾攻撃の数時間後)に日本軍に占領され、1944年7月21日に米軍が奪還するまで約31か月間、日本の占領下に置かれました。占領期には島名が「大宮島」と改められ、住民のチャモロ人には労働の強制などがありました。太平洋戦争国立歴史公園には、アサン・ビーチやアガットの上陸地点をはじめとする戦跡が保存されており、アプラ港には日本の輸送船「東海丸」の沈没船も残っています。毎年7月21日の「解放記念日」は島を挙げた式典が行われる大きな祝日です。歴史に触れる史跡として、事実に基づいた展示が中心です。
Visajaはこのページの連絡先とビザ情報を継続的に見直していますが、要件は予告なく変わることがあります。重要な点は出発前に公館または公式窓口で確認してください。